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中学2年生 NZ研修(8日目)

DATE : 2025/3/26

本日はいよいよバディと過ごす最終日です。バディからお手紙をいただく生徒もいて、短いながらも研修期間で生まれた友情が感じられる朝となりました。この多感な時期に、日本から遠く離れた地で友人を作ることができた経験は、生徒にとって大きな宝物となりそうです。

生徒から届く日常の感想も様々で、放課後に現地生徒の案内でワイウクの街を歩いたり、それらに対して感謝の気持ちを強く抱いていることを伝えてくれています。理科の授業では、日本の理科Ⅱの実験と同じ内容を扱ったらしく、日本より少し適当な雰囲気だったという面白いコメントも寄せられました。研修前半の時期に比べ、コミュニケーションのコツを掴めてきたという感想も目立ち、中学生の吸収力の高さを実感しています。

ニュージーランドでは5-10歳が小学校(1-6年生)、11-12歳が中学校(7-8年生)、13-18歳がCollegeと呼ばれる中等教育学校(9-13年生)で学びます。本校の参加生徒は全員中学2年生ですので、同学年の9年生のバディと一緒に過ごしています。ワイウクの同級生と友達になれて生徒たちは嬉しそうです。

そのような中、ワイウクカレッジでの時間はあっという間に経ち、最後の昼休みとなりました。バレーボールをして現地生徒と遊ぶ生徒たちはとても活き活きとしており、残り少ない交流の時間を精一杯楽しんでいる様子でした。短期間の滞在である日本の学生に対しても快く受け入れてくれたNZの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいになります。

昼休みの後は「さよならパーティー」となり、バディが見守る中、校長先生から生徒一人一人に研修の修了証が授与され、現地生徒のKapa Haka(マオリのダンス)を見せていただきました。

私たちも御礼として全員でNZ国歌を歌い、その後、日本で練習を重ねてきた「ソーラン節」を披露しました。掛け声と共に盛り上がり、躍動感のある舞は大変好評だったようです。

その後、日本文化を紹介するためにグループに分かれて、折り紙、剣玉、ドーンじゃんけんをして盛り上がりました。NZの生徒も興味をもって一緒に楽しんでくれたため、より友情が深まったと思います。

最後の別れを惜しんで涙を流している生徒もおり、改めて、人と人が作る時間が素敵であることに気付き、友情は国境を越えることを実感しました。それぞれの熱い想いを胸に、生徒たちはホストファミリーの待つ家へと帰りました。

最後に、帰宅後にホストファミリーとの時間を楽しむ生徒の様子をお伝えします。思い出として家族と記念写真を撮る人もいれば、フィッシュ&チップスをテイクアウトして夕日の海で過ごす生徒もいます。腕に付けているブレスレットはバディから貰ったそうです。バディや家族など、この期間にお世話になった多くの方への感謝に満ちた夜となりそうです。

明日はいよいよワイウクからオークランドへ移動します。最後まで全員で楽しみ、充実した時間を作れればと思います。

中学2年 NZ研修引率教員一同