1月23日(火)、高校1年生は「ライフスタイルやライフステージに合わせた住居」をテーマに、家庭科講座として「将来の自分の住まいを考える」講演会を受講しました。
学外講師(株式会社三菱地所設計 高野大樹氏、姉歯景介氏)を迎えて、住居の起源から現在の住環境・災害対策まで、住まいの歴史を辿っていきます。弥生時代の竪穴式住居や高床式倉庫、イヌイットの圧雪ブロック住居(イグルー)、モンゴルの移動住居(ゲル)、大正期の鉄筋コンクリート集合住宅などを概観しました。
続いて、機能性、快適性、デザイン性に加え、家族構成を考慮した多様性にも注目し、住宅建築に求められる視点を学んでいきます。太陽光パネルの設置や、電気自動車を蓄電池として活用した環境汚染対策はもちろんのこと、テレワークの普及によるワークスペースの確保や、感染症対策を意識した換気システムなど、ウィズコロナ時代の住宅事情を考えさせられました。
質疑応答では、この貴重な機会に実務家の意見をぜひ聞いてみようと生徒から多くの質問があり、講演会終了後も、建築士を目指す複数の生徒が個人的に質問に駆けつけるほどでした。
家庭科講座「将来の自分の住まいを考える」を終えた生徒たちの声:
実際の戸建て住宅やマンションの外観・間取りをたくさんの写真で見ることができ、近い将来マイホームを検討するうえで大いに参考になったのではないでしょうか。何を考えなければならないのかも不明瞭だった住宅建築について、考えるべき物事の道筋が見えてきました。
個人の住環境だけでなく、学校等の大規模施設、建築を地域レベルで見た都市計画など、今回の講演会で得た視点をもって、ぜひ皆さんの街をこれまでと異なる角度から捉えてみてください。
高校1年学年会