ニュース

高校1年カナダ研修(9日目)

DATE : 2023/8/10

8月9日(水)、カナダ研修9日目。ついに授業最終日を迎えました。予報通り霧雨のバンクーバーの朝となりましたが、ESLに出発する頃にはちょうど雨も上がっていて、昼過ぎには晴れに変わりそうです。

最後のESLでは、1分間プレゼンテーションを行いました。緊張しながらも、メモを頼りに事前に準備した内容を自分の言葉で伝えることができています。冬に実施予定のスピーチコンテストに期待です!

初回のESLで配付された分厚い教材フォルダを見たときは、そのボリュームに圧倒され気味の生徒もいましたが、いざ終わってみると、自然な流れのなかで教材を使用していくことができました。

カナダ研修2日目のキャンパスツアーの後に行ったきりだった、Bookstore前のAMS Student Nest(通称「NEST」)でランチを食べます。NESTから、教室棟のOrchard Commonsまでは距離があるため、通常は1時に授業再開のところ、この日は1時15分までランチタイムがありました。昨日買い忘れたお土産をこの時間にBookstoreで購入する生徒もいて、慌ただしい昼休みでしたが、キャンパスを歩く生徒の顔は皆にこやかです。

修了証書を授与され、とうとう午後の授業が終わると、フェアウェルパーティー会場のPonderosa Commons Northに移動します。渡航前に決めていた有志生徒による司会でパーティーが進められました。

ESL講師陣と引率教員によるメッセージの後、生徒たちによる2つの企画がスタート。Bon JoviのIt’s My LifeをBGMに始まったアームレスリングは、ESL講師やバディが参戦したこともあり、会場に声援が響きます。この企画を想定して(?)、日本から道着を持参した生徒もいて、日本をアピールする演出に一役買っていました。英語でルールを説明して実施したジャンケン列車でも、参加者全員が文字通り一体となって盛り上がりました。バディによるダンスと合唱が披露され、フリートークタイムに移ると、写真をバシバシ撮りながら談笑が始まります。数日後に日本に滞在予定のESL講師におすすめのスポットを紹介している場面も見られました。幸せな時間でした。

夜の英会話タイムの後、少し遅い時間ではありますが、海に臨むキャンパスのバラ園に夕日を見に行くことになりました。道中、突然現れたコヨーテを見送って、一同バラ園に到着です。すでに夜9時を回っていますが、カナダ国旗を背景に美しい景色を楽しみました。

夜のキャンパスを散歩して、学生寮に戻ります。

バンクーバー国際空港へ向かうため、明日は6時に起床して活動開始です。

カナダ研修(9日目)を終えた生徒たちの声:

●間違いなく英語力が向上しているのを実感しています!

●充実した授業時間でした。もう宿題をすることも、バディとたくさん話すこともなくなってしまうと思うと悲しいです。最後尽くめの1日だったので、精一杯英語で楽しみました。

●ESLで動画を見たとき、聞こえてくる英語の意味を掴めている自分に驚きました。

●持続可能社会いついて、中横で学習したことが生かされ、より深い学びにつなげることができました。

●テーマについてのボキャブラリーが増えただけでなく、テーマそのものを英語で理解することができました。今回習得した英単語を、記憶しておくだけでなく、これから使用していこうと思います。

●BookstoreでいろいろなUBCグッズを買って、思い出を持ち帰ることができそうです。全力で楽しんだカナダ研修でした。

●インタビューしたことをただメモするのではなく、UBC学生が持つそれぞれの意見が印象に残りました。あるテーマについて、自分の考えを組み立て、それを発信する姿勢を身につけていきたいです。

●フェアウェルパーティーでは、カナダ滞在中の出来事がいっきに思い出され、寂しさとともに、とても充実した気持ちになりました。

英語学習の選択肢としてオンライン留学が一般化しているなか、わざわざ渡航して、海外生活の苦労を味わいながら、高額の費用を支払って現地に滞在する理由は何でしょうか。英語学習をただ「経験」するのではなく、英語学習を「体感」することによって「経験」することに、渡航の意義があるのだと感じました。不便さを抱きながら奮闘する「体感」が勉学のモチベーションを高める刺激となり、それが実際に主体的な英語学習につながり、学習を進めると好奇心や知的欲求に火が付いてさらにモチベーションが高まる好循環を、今回のカナダ研修で目撃してきました。こうした「経験」は、「体感」を経るからこそ貴重なものだと、79人の生徒全員が実感したはずです。

最後まで気を抜かず(けれど最後まで楽しみながら)、明日バンクーバーを出発します。

高校1年カナダ研修引率教員一同