8月8日(火)、カナダ研修8日目。ブリティッシュコロンビア州は3連休明けとなり、UBCのキャンパスにも学生が戻ってきました。この日の最高気温は20度前後のため、半袖で過ごすには少し肌寒い1日です。
朝食前7時15分の点呼も残り2日と思うと寂しい気持ちになってきます。学生寮2階の共有ラウンジを覗いてみると、(朝食前ですが)日本から持ってきたインスタント食品を食べながら談笑している生徒たちの姿がありました。残り期間を存分に楽しむため、万全の体調で帰国するため、自己調整に入っているようです。
本日から、一部のクラスでESLの教室が変わるため、早めに教室棟に移動します。バディとの交流や地元高校生たちとの英会話、インタビュー課題などを通して、英語を話すことへの抵抗がなくなったのでしょうか。授業開始直後から活発に発言する生徒たちの声が廊下まで聞こえてきました。この短期間でここまで成長するものなのかと驚くほどです。このやる気を持続させれば、英語学習に限らず、帰国後の勉学も間違いなく充実してくるでしょう。
どのクラスも午前中の授業が12時過ぎまでずれ込んだためか、ランチのカフェテリアがいつもよりやや混雑していました。それでも午後1時開始の授業には間に合ったようで、このまま4時までESLです。
UBCのお土産を買って帰るために、授業が終わるとBookstoreへ直行します。一番人気はやはりUBCウェアで、どの生徒も友人と一緒にパーカー、トレーナー、Tシャツを選んでいました。体格的にはMサイズあたりがぴったり合うような気がしますが、意外とLサイズやXLサイズも着こなしています。通常は5時に閉店となりますが、レジ前の階段を下りたところまで行列ができるほどの大盛況で、結局5時10分まで店内に人がいる状態でした。
お土産を買ってとりあえず安心したところで、ESLのインタビュー課題に取り組みます。初回は声をかけるまでに相当な時間がかかった生徒たちも、躊躇することなく英語ネイティブに自分から話しかけられるようになりました。
課題が終わると、キャンパスを走り回るリスを見ながら、夕食のカフェテリアに向かいました(この後、サプライズが待っています)。バディを囲んでテーブルで話し込んでいると、通路脇から突然のバースデーケーキが!
実はこの渡航期間中に誕生日を迎える生徒のために、バースデー企画を用意してくれていました。予想外の状況に驚きと嬉しさで戸惑うなか、バースデーカードとプレゼントを渡され、切り分けたケーキを生徒全員で食べました。
大盛り上がりのサプライズの後は、夜の英会話タイムがスタートします。今回はグループに分かれて、室内での実施となりました。今では、1時間の英会話があっという間に過ぎていきます。まだまだ話し足りないところですが、本日も9時15分でお開きとなりました。
ところで、今回の研修は本当に天候に恵まれています。ここまで、日本から持ってきた折りたたみ傘の出番はありません。明日は雨天の予報ですが、ランチでキャンパスを移動する頃には何とか晴れそうです。
「世界で最も住みやすい都市ランキング」常連のバンクーバーで夏を過ごした生徒たちが、帰国後の猛暑に順応できるか、今から少し心配しています。
カナダ研修(8日目)を終えた生徒たちの声:
●ESLの先生に発音を褒められました!
●英会話では、やはり単語がわからないと相手の言っていることがよく理解できず、自分の言いたいことも正確に伝えられないことを痛感しました。また、カタカナ語と発音が違う単語に注意しないと誤解が生じてしまったり、伝わらなかったりすることを身をもって感じました。日本語を話せない人と会話を繰り返すことが成長につながると思いました。
●ボキャブラリーをもっと増やせば、より幅広いテーマで会話ができるようになるのに、と悔しさを感じました。しかし、積極的に自分から話したり、質問したりすることはできているので、この調子で英語学習を継続したいです。
ESLクラスの講師の声:
●ここの生徒たちはすばらしい英語運用力のポテンシャルを持っている!私が話す英語に対するリスニングも問題なくできている。このままトレーニングを継続してほしい。
ESLも、夜の英会話タイムも、UBCのキャンパスを歩くのも、明日で最後になります。ようやく馴染んできたカナディアンライフ、バンクーバーの街並み、バディとの交流など、名残惜しさを強く感じますが、残り1日、どうかすばらしい思い出をつくってください!!
高校1年カナダ研修引率教員一同