8月6日(日)、カナダ研修6日目。本日は、学生寮から1時間半ほどかかるスコーミッシュとウィスラーを観光するため、昨日よりさらに早い、朝6時30分の朝食となりました。
バンクーバー散策の疲れが若干残るなか、2グループに分かれてバスに乗り込みます。寒暖差の激しい山の気候に備え、Bookstoreで購入した裏起毛のUBCパーカーで臨む生徒も少なくありません。
林業と製紙業の街である「スコーミッシュ」は、ファースト・ネーションの言葉で「母なる風」を意味します。昼過ぎから夕方にかけて安定した南風が吹くことに由来するそうです。この日は朝から爽やかな風が吹いていて、パラグライダーで滑空する観光客の姿が車窓から見えました。
秋には、遡上する鮭を狙ってハクトウワシやアメリカグマが集まる、雄大な自然を誇る地域でもあります。
今回はシャノン・フォールズ州立公園で下車し、シャノンの滝を訪れました。今年は降水量が少ないため、滝の水量も比較的少ないそうですが、標高335メートルから流れ落ちる滝は圧巻で、ブリティッシュコロンビアのナイアガラの異名を持つのも頷けます。
バス停から滝までの山道は緩やかで、生徒も楽々と登っていました(この後、ウィスラーの山頂ハイキングコースが待ち受けています)。
集合写真を撮り終えると、一同またバスの車内へ。高速道路を走る車と並走するサイクリストに驚きながら1時間、ウィスラーに到着しました。
松茸の産地としても有名なウィスラーは、1960年代にスキーリゾートとして開発が始まり、バンクーバーオリンピックのメイン会場にもなりました。
今回はブラッコム山側からゴンドラで山頂に登り、そこでランチを食べました。
その後、ブラッコム山とウィスラー山の頂を結ぶ「PEAK 2 PEAK」ゴンドラに乗ってウィスラー山側へ。到着後、麓を一望できるハイキングコースを歩きました。初心者用の簡単なコースなので、特別な訓練も必要ありません。石灰分を含んだ神秘的なエメラルドグリーンの湖と、山岳氷河に覆われた山並みに圧倒されました。
ゴンドラに乗ってウィスラー山側へ下り、50分ほど自由時間となります。アイスクリームを食べたり、限定のお土産を買ったりして、バディとともに生徒それぞれが大満足の時間となったようです。
そこからバンクーバー市内までは2時間の長旅となるため、ほとんどの生徒が車内で眠っていました。夕食のビクトリア中華料理が近づくと一変、待ってましたと言わんばかりに下車が始まります。日本で食べる中華料理に近い感覚だったようで、他のテーブルから2皿目をもらいに行く生徒もいるほどでした。
プライド・パレードで賑わうロブソン通りを抜けて、学生寮に到着。長い1日が終わりました。
カナダ研修(6日目)を終えた生徒たちの声:
●ウィスラーの幻想的な雰囲気と景色が本当にすばらしかったです。雪模様のウィスラーも堪能したいので、今度はぜひ冬にも訪れてみたいです。
●慣れない山歩きで疲れましたが、夕食の中華料理でこれまでの疲れが一気に吹き飛びました。
翌日8月7日はブリティッシュコロンビア州の祝日ですが、生徒のために午前からESLが実施されます。学外でトレーニングした英語の成果を存分に発揮してください!!
高校1年カナダ研修引率教員一同