8月5日(土)、カナダ研修5日目。朝6時45分にカフェテリアに集合の長い1日となりましたが、生徒全員がスケジュール通りに行動できています。
土日はESLの授業はお休みです。本日は学外でアクティビティを楽しみます。
グループを2つに分け、専用バスで8時30分にキャピラノ吊り橋に向けて出発。UBC構内の新渡戸記念庭園を通過して30分、すっかり交友を深めたバディも同乗して、道中の会話も盛り上がります。
今回訪れたキャピラノ吊り橋公園は、標高70メートルの吊り橋を体験できるバンクーバー屈指の観光名所です。強風こそないものの、歩くたびに大きく揺れる吊り橋に、時折悲鳴が上がる場面もありました。木々の間に架けられた橋を渡るツリートップ・アドベンチャーを抜けると、崖に沿った遊歩道のクリフウォークに進みます。狭い道を両手で手すりを掴みながら、ゆっくり歩いていきました。途中、進むのが遅すぎて、渓谷に突き出した遊歩道が人でいっぱいになることがありましたが、ワイヤーでしっかり固定されているので心配いりません。
スリルに満ちたアトラクションを無事生還(?)したところで、“I survived the world-famous Capilano Suspension Bridge”と印字された証明書を渡されました。
カナダプレイスに一旦集合し、11時30分からは、8人ずつの各グループにバディを加えてバンクーバー市内観光が始まります。全てをバディに頼るのではなく、事前にリーダー、サブリーダー、タイムキーパー役をそれぞれ決めて、慣れない環境でも主体的に行動する心構えで臨みました。オリンピック聖火台、ギャスタウン、ロブソン通りなど、観光やショッピングを満喫しました。
ビル・リード・ギャラリーでは、バンクーバー国際空港にもあったビル・リードの作品を見ることができます。精巧かつ重厚なシャチの像は必見で、旅行ガイドブックにも必ず掲載されています。
そこから少し歩いたバンクーバー美術館前は屋台で賑わっていて、バンクーバー出身のAshley Paterの路上ライブも運よく見ることができました。
歩き疲れてくたくたになったかと思いきや、生徒たちは意外とタフで、いつもより多めにカフェテリアのビュッフェを食べていました。
本日は1日中バディと一緒だったため、夜の英会話タイムはお休みです。中庭でミーティングを済ませた後、学生寮の自室に戻っていきました(一部バスケットコートで遊ぶほど、体力が有り余っている生徒もいましたが)。
カナダ研修(5日目)を終えた生徒たちの声:
●ギャスタウンの蒸気時計の音が中横のチャイムと同じだったので親近感が湧きました。
●TWICEやNewJeansのミュージックビデオのロケ地を実際に見られて感動しました。
●渡航前にバンクーバーのダウンタウンを十分に調べたつもりでしたが、いざ到着してみると、想像を超えるダイナミックな街で戸惑いました。地下鉄やバスの乗り継ぎは、バディがいてくれたからこそできたことで、アシスタントなしでこれができたとは思えません。さらに、おすすめのお店をバディが事前にピックアップしてくれていたので、とても効率的に観光を楽しめました。
1933年にブリティッシュコロンビア州で逝去した新渡戸稲造は、英文学を学ぶ目的を教授に尋ねられた際、「願はくはわれ太平洋の橋とならん」と答えたといいます。
カナダ人バディに一方的に助けられるばかりでなく、今度はわれわれが橋を架ける番です。明日もバディとともに学外でアクティビティとなりますが、こちらからも奉仕できるよう願っています。
高校1年カナダ研修引率教員一同