8月4日(金)、カナダ研修4日目。海に近いUBCはカモメが多く、キャンパスから少し離れた学生寮でも、朝はカモメの鳴き声で目が覚めます。
カナダ生活の慣れなのか、慣れないカナダ生活の疲れなのか、朝食に寝坊してしまう生徒が出始めました。思えば、この研修の生徒たちは大学で授業を受けているわけで、高校生向けの内容とはいえ、疲労が溜まるのは当然のことかもしれません。
それでも、朝9時のクラスには着席を済ませ、合計6時間の授業に臨みます。スライドや動画を使った講義形式、小グループでのディスカッション、クラスメート全員との意見交換など、さまざまな活動が展開されています。各クラスは毎時間バディも一緒に受講していて、講師と生徒の橋渡し的な立場で参加しています。学殖豊かな講師陣に加え、普段から交流しているバディがいる安心感が、心地よい緊張感をつくっているようです。
休み時間になると、他クラスの教室に入って進捗状況を比べに行く生徒もいれば、そのまま教室に残って教員やバディと談笑する生徒もいます。
ランチタイムのカフェテリアから戻る途中、コヨーテの撮影に成功しました。学生寮の敷地内で見かけるのは珍しいとのことで、午後の授業の前に気持ちが高まります。
一部のクラスは、ファースト・ネーションの理解を深める一環として、UBCのキャンパス探索に出かけました。2010年バンクーバーオリンピックのアイスホッケー会場としても使用されたDoug Mitchell Thunderbird Sports Centreのすぐ近くに、特徴的なトーテムポールが立っています。よく見ると、アイスホッケー会場の名前にも使われているサンダーバードのシンボルが!!
伝説上の巨鳥であるサンダーバードは、高貴な精神の象徴として、トーテムポールに刻まれているそうです。UBCのスポーツクラブの公式マスコットキャラクターにもなっていて、Bookstoreでグッズを買うこともできます。
その後、水面から飛び立つアヒルをイメージした、他とは明らかに異なるトーテムポールを見学し、その多様性にも驚きました。
本日の授業終了後に、講師とバディそれぞれに日本からのお土産をプレゼントしたクラスもあり、その説明で盛り上がっていました。
カナダ研修(4日目)を終えた生徒たちの声:
●授業は前半・後半に分かれていて、それぞれ90分です。渡航前は少し長いと感じていましたが、実際に受けてみると、もう90分経ったのだと感じるほど時間が早く過ぎていっています。それくらい楽しく授業を受けることができています。
●昨日の反省を生かしたことで、英語ネイティブに話しかけることにためらいがなくなり、円滑に会話ができてとても嬉しいです。これをモチベーションにして、たくさんのネイティブと話して、カナダでもっと新たな貴重な経験を積んでいきたいと思います。
●カフェテリアでバディと夕食を食べたのですが、趣味が合ったこともあって会話が弾み、ギャグみたいなことをしたら笑ってくれたので、心の距離が近くなった気がします。
翌日にはキャピラノ吊り橋観光とバンクーバーの町歩きが控えています。いつもより早い起床となるため、授業と英会話タイム(午後9時15分まで)で疲れた身体をゆっくり休めてください。
高校1年カナダ研修引率教員一同