立春とは名ばかりの残寒が続いておりますが、羽杖会会員の皆様は如何お過ごしでしょうか。
先にお知らせをいたしました、我らが母校の創設者「渡邊多満女史」を題材にした演劇の公演を観劇してまいりました。
劇場が満席になるほどの大盛況で、素晴らしい演劇でした。笑いあり涙ありの劇団員の方々の熱演に、大正〜昭和初期の時代にタイムスリップをした思いです。
そして劇中の言葉が印象的でしたのでご紹介させてください。
『人の一生はとどのつまり、死んでからではなくてはわからぬもの』
色々な捉え方ができると思います。
人の評価は生きているうちには出来ない。
どう生きたかによって受ける報いがある。
いつからでも立ち上がれる。
ということではないでしょうか。
また、渡邊多満女史は学校の設立だけでなく慈善事業や様々な事業団体の立ち上げにも尽力されました。
『陰徳』
陰でひそかに善行をすること。
まさに渡邊多満女史のためにあるような言葉だと思います。
羽杖会のページをご覧くださっている卒業生の皆様は、母校を愛し大切に思ってくださっている方々と推察いたします。本校を卒業した多くの皆様が、それぞれの場所で懸命に生き、ご活躍されていることを創設者の渡邊多満女史は喜んでおられる事と思います。
創設者の建学の精神を引き継いで、今もなお多くの生徒を思いやり、大切に育んでくださっている先生方への感謝の念に堪えません。
本校の卒業生として、さらに在校生の皆様も胸を張って生きていけますように会員の皆様にも更なるご活躍を期待しております。私自身も身を引き締めて背筋を伸ばして、人生の終わりを迎える日まで、しっかりと歩まなくてはと思っております。
週末には高校の卒業式が行われます。
また羽杖会のページにてご案内ができればと思っております。