例年行っている高校生を対象とした救急法講習会。
今年は30名の生徒達が参加しました。
講習内容は『赤十字基礎講習』『赤十字救急法救急員養成講習』『傷病者の発生を想定した総合訓練』といったもので、連日7~8時間の講義と実技指導が行なわれました。
かなりのハードスケジュールでしたが、生徒達は本当に真剣に、一生懸命に取り組んでいました。
尚、後日講師の宇津先生から、次のようなコメントをいただきました。
“日本赤十字社救急法講習会を終えて”
日本赤十字社では「生命の尊重と苦痛の軽減」という基本理念に基づき救急法等の普及を行っています。横浜山手女子高等学校では毎年この講習を開催されていますが、今年は12/14~17までの4日間30名が受講されました。「苦しんでいる人がいたら助けてあげたい」という気持ちを持って受講された皆さんが真剣にこの講習に取り組まれました。
講習初日の救急法基礎講習では、すぐに手当てを必要としている意識不明の人、呼吸していない人に対して行う気道確保、人工呼吸、心マッサージ、AED(自動体外除細動)の使用法等の救命手当てを身につけ、全員が認定証を取得されました。2日目からは基礎講習で扱った以外の「きず」「骨折」「熱傷」「急病」等に対する手当の知識と「止血」「包帯法」「固定法」の実技を身につけました。三角布を用いた「包帯法」の応用として全身包帯を行ったり、「総合実技」として3グループに分かれて傷病者を発見してから「観察」「手当て」「搬送」することによりリーダーシップ、協力して行うチームワークを体験しました。
全講習を終え全員に「赤十字救急法救命員養成講習修了証」「防災ボランティア養成講習修了証」をお渡しできました。今回受講された皆さんが講習会を通して身に付けてきた知識と技術を基に日常生活でも事故防止に努め、災害救護をはじめ有事の時は自信と勇気をもって行動してほしいと思います。そしてこの講習で学んだことを周りの友人、家族に伝えてください。
最後の「赤十字救急法救命員」の検定試験は体調を壊して受けられなかった方、実技はできていたのに学科が合格ラインまでもう少しの方がいらっしゃいましたが、今回受けた講習は無駄ではなかったと思います。機会があったら再チャレンジしてみてください。はじめてと違って二度目だと分かりやすいし、しっかり身につけることができると思います。