中学2年生58名は、総合学習として2週連続で「ストレスマネジメント」というワークショップを行いました。講師は名城大学人間学部人間学科准教授の塩崎万里先生です。
1週目は、ストレスの定義から始まりました。頭の形をしたイラストに、日頃自分が考えていることを書き出し、その中でストレスを感じるものを赤く塗るなど の作業をしました。「私の頭の中、まっかっかだ!」という声が上がり、まずは自分の心の状態を知る(イヤな気持ちに気づく)ことが大切だということを生徒 たちは実感したようです。
2週目は「だまし絵」を見て、物事は見方によって二通りに見えること、ストレスもものの見方を変えることで、対処できることから入りました。ストレスを大 きくする考え方、小さくする考え方、気晴らしの効果、リラクゼーションの方法などを具体的に教えていただき、スポーツが練習することによって強くなるよう に、心も練習することによって、ストレスに強くなるというお話に皆、少しホッとした様子でした。
日々揺れ動く心を自分でもどうしたらよいかわからない、思春期真っ只中の中学2年生。ストレスを上手にコントロールしながら、おとなへの階段を上っていく一助となる総合学習になったのではないでしょうか。