「新聞の読み方、メディア・リテラシー」について、神奈川新聞社の春名義弘氏に講演していただきました。
講演内容は、
メディア・リテラシーとは、「情報を分析して考える能力」のこと。
各メディアの特徴を比較して、新聞は物事を一覧にして読むことに優れていて、保存や記録・解説に適している。他メディアにはネットやテレビやラジオ・雑誌があるが、新聞が発信しているものを使用する事も多く、一番良いメディアであると自負している。
・記者クラブの功罪
・街頭インタビューの意図的な意見の載せ方
・過剰報道について
・現在話題になっている相撲界の野球賭博問題のタレコミ話
・その大相撲名古屋場所を主催している、中日新聞(関東で読めるのは、東京新聞)の記事をチェックするとおもしろい
等々、裏話が拝聴できて、大変興味深いものでした。
「記事を読む時、ネタ元(記事の発信源)を良くみてください!重要です。」【春名義弘氏談】教えていただいた、ネタ元の例を一覧にしてみます(〔各メディアの特徴の比較〕で、ネットでは一覧はわかり難いとお話がありましたが…)。
政府首脳=官房長官
政府高官=官房副長官
党首脳=幹事長
外務省筋=外務省局長以下
消息筋=本人(記者本人)
関係筋=実態はない・信用できない・ぼやかし・根拠がない
新聞の見出しの表紙でも記事の信憑性がわかるそうです。
(例)菅首相 誕生(100%)、
菅首相 誕生へ(90~99%くらい)、
菅首相 誕生か(60~80%くらい)
菅首相 誕生も(10~30%くらい)
今日の講演をきっかけに、世論や感情に惑わされない新聞の読み方ができるように、しっかりした読み方を身につけて(メディア・リテラシーを鍛えて)、真実の報道は何かということを考えながらメディアに触れていければと思います。