8月7日(月)、カナダ研修7日目。毎年8月第1月曜日のカナダは全域的に祝日です。ただ、各州で名称が異なっていて、ここブリティッシュコロンビア州ではブリティッシュコロンビアデー、通称「BCデー」と呼ばれます。
この3連休で旅行に出かける人も多いそうです。今回のカナダ研修では、バンクーバー、スコーミッシュ、ウィスラーを観光してきましたが、本日は学内で活動します。
祝日にもかかわらず、朝からバディが来てくれていて、一緒に朝食を食べるところから1日のスタートです。
教育学部棟のPonderosa Commons Northで全体説明を聞くために、中庭に集合して移動します。大学らしい大階段に着席して、これから始まるスカベンジャーハントのルールを覚えます。与えられたクイズに答えたり、UBC学生にインタビューをしたり、写真撮影をしたりして、正解数や芸術点を各グループで競い合います。カナダ版全国高校生クイズに参加しているような感覚です。
これ以降は各グループで競争開始。キャンパスツアーでは回らなかった新しいスポットを発見して興奮の連続でした。「同じ場所で5分間に1分ごとの写真を撮ること」というお題では、どんどん違うポーズに挑戦して、自然とグループ仲が深まっていきました。
11時20分に再び教育学部棟に戻ると、ポスター作成に移ります。スカベンジャーハントの合計点とポスターの完成度で順位を決定しました。上位のチームにはUBC限定グッズが渡され、「ずっと欲しかったけど、Bookstoreで売り切れていて買えなかったやつだ!」と感激している生徒もいました。
ランチタイムで一旦休憩して、午後はUBC近郊のカナダ人英語ネイティブとの英会話タイムが始まります。これまでは8人~10人のグループにつき1人のバディが割り当てられていましたが、今回は4人のグループに1人のネイティブがついているため、より積極的な会話が求められます。UBC学生だけでなく、地元の高校生も駆けつけてくれました。ただ英会話を楽しんだだけでなく、カナダ人学生の向学心の強さに触発されて、勉学意欲に火が付いた生徒も多くいたようです。
夕食までは2時間ほどあるため、構内のHarvest Marketで買い物をしたり、Browns Crafthouseでジュースを飲んだりしてリフレッシュしました。
夜8時15分から1時間、フェアウェルパーティーの打ち合わせをして、本番の準備をしていきます。
カナダ研修(7日目)を終えた生徒たちの声:
●ESLでカナダ通貨のことを教えてもらったこともあり、買い物をするにつれてコインを使いこなせるようになってきました。今まではコインの違いがわからず、紙幣しか使えませんでしたが、これからは両方使えそうです。
●到着当初は不安だったカナダ生活にも慣れてきて、毎日に楽しさを感じるようになりました。
●最初の頃は、英語を話す際に、発音が違ったらどうしよう…などの迷いや恥じらいがありましたが、それがだんだんなくなってきました。
●実際に現地の人たちと話すことで、カナダに来る前よりも格段に英語でのコミュニケーション力が上がったと感じています。帰国後は、苦手なリスニングを意識しながら、引き続き英語学習に励んでいきたいと思っています。
文字通り英会話漬けの1日でした。UBCで勉強できるのも、実質あと2日。貴重な期間を悔いのないよう、やりきってください!!
高校1年カナダ研修引率教員一同