同窓会「羽杖会」からのお知らせ

平成29年度を迎えて

DATE : 2017/4/16

平成29年度を迎え、母校の同窓会関連の行事経過をお伝えさせて頂きます。

○平成29年3月1日(水)第67回・中央大学附属横浜高等学校卒業証書授与式が挙行され、渡邊たま様が学校を設立されて109年、男子を含め253名の皆様が、それぞれご自身で選ばれた目的に向かい巣立っていきました。中央大学には約80%近い皆様が入学されました。輝かしい笑顔に新しい環境での「学び」を期待します。
  お祝辞は、中央大学副学長 木立真直様、「羽杖会」会長 中川緑、「羽杖会」として、会長・副会長3名が列席させていただきました。

各賞として
日本私立中学高等学校連合会賞、東京白門ライオンズクラブ奨励賞、高校生新聞社賞、6ヶ年皆勤賞、高等学校3ヶ年皆勤賞、渡辺たま奨励賞(学業部門・活動部門)と、努力の成果が多くの生徒に授与されました。何と誇らしいことでしょう。
「羽杖会」に新卒業生253人が加入、創立以来始めての男子卒業生32人が含まれており、有史に残る1ページとなりました。卒業生総数 22,542人。

始めてづくし第2弾では、
第67回卒業生の保護者の実行委員会(奨学会のメンバー)が「卒業を祝う会」を計画され,
「横浜ベイホテル東急」を会場として、470名余の皆様が集まられ、私共「羽杖会」役員も招待され(参加は4名)、共に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
初めての経験でしたが、より一層の「絆」が深まり、「奨学会」の皆様との交流も構築され、心から感謝しております。

卒業生の進路先は、ホームページをご覧ください。

○平成29年3月17日(金) 第69回・中央大学附属横浜中学校卒業証書授与式が挙行され、
  184名が卒業され、約100%の皆様が附属横浜高校へ進学されました。
お祝辞は、中央大学副学長 木立真直様、奨学会会長 相澤斎仁様でした。

○平成29年4月6日(木)中央大学附属横浜中学校・高等学校の正門の桜の満開に迎えられ、厳かに入学式が施行されました。
  午前10時:中央大学附属横浜中学校 入学生 214人
  午後1時:  〃   附属横浜高等学校 入学生 365人
                             中学校生徒総数: 601人
                          高等学校生徒総数: 1,162人
                                                  総計1,763人

生徒数も多くなりこの数字は、合併して6年、母校教職員の図ることのできない大きなご努力の結果と考えます。この事実を支える中央大学法人、学校・渡邊家・奨学会と、思いを馳せつつ心から敬服と感謝を申し上げます。

これだけの多くの生徒の入学式、事故もなく終了でき素晴らしいの一言につきます。
教職員に朝早くからのご準備に「羽杖会」として、昼食に崎陽軒の「赤飯弁当」を差し入れ、皆様から温かい御礼のお言葉を頂戴致しました。

入学式後、中央大学 総長・学長 酒井正三郎様、中央大学常任理事 林勘市様 中央大学学事部秘書皆川公寿様と親しく懇談ができましたことご報告いたします。

平成26年度から「渡邊たま教育振興基金」に寄付金を実施しておりますが、平成28年度から入学式に進呈、平成29年度も入学式に贈呈。毎年学校側から感謝状が授与されております。

「正門に桜咲きました!」

正門入って正面に羽杖会記念樹「ソメイヨシノ」が記念碑と共にあります。
年々花の数も増え、幹も少しずつですが立派になってきました。
第67回生もフジザクラを卒業記念とし、共に成長しつつ、充実した同窓会にすべく頑張りたいと思いを新たにしてくれました。若い皆様と共に私共も励んでいきたいと願っております。

 

■今後の行事予定

・6月3日(土)午後1時30分 羽杖会総会(幹事会)
会場 中央大学附属横浜中・高等学校 会議室にて

・ 7月 「羽杖会会報第32号」発行予定

・ 9月9日(土)・10日(日)紅央祭(学園祭)
生徒会主催恒例の学園祭(紅央祭)が開催され、羽杖会も一教室を借り参加いたします。内容は学校の歴史と写真・卒業生のコメント集・年代別卒業アルバム・制服の変遷等の展示予定です。手芸品の販売、講習会も行います。多くの卒業生のご来校をお待ちいたします。

・研修会については追って連絡いたします。
・ 役員会:毎月1回(第2土曜日)定例会開催。
行事等基盤事業の報告・検討。

* 住所変更・ご意見等は卒業生の皆様の欄をご利用下さい。

僭越ながら3月1日の67回生への卒業式祝辞掲載させて頂きます。

卒業式祝辞
中川 緑
第67回ご卒業の皆様 ご卒業心よりお慶び申し上げます。
晴れてご卒業の皆様は253名、男子も加わり一段と頼もしさを感じます。平成22年(2010)中央大学と合併の時に入学された方は女子のみ、3年間及び6年間の学びの間に新校舎、男女共学と新しい時代への挑戦に進歩の過程を経験され、この卒業式は正しく大きな歴史、改革の成果に残る1ページです。
ここまで伝統と発展に紡いで下さいました学校、教職員の皆様、中央大学、渡邊家ご一族、奨学会の皆様方の建設的な働きにより支えられてきたからこそ、今日の姿があります。109年の歴史の繋がり、重さと宝を誇りに感じます。
253名の卒業生の皆様を心から愛しみ、時には鞭打ちつつ励まされたご両親・ご家族の皆様には本当に素晴らしいお子様方をお育てになられ、ご立派です。心より敬意と感謝を申し上げます。
進路は、それぞれ相違はありますが、目的はひとつ、夢を育くみ・お育てになられましたことに対して、お一人お一人の卒業生が眩しいほどに輝いており、私にはこの体育館全体が宇宙の世界に入ったのではないかと思うほど、錯覚を覚えました。きっとどなたかがドローンを飛ばして偵察にきているかもしれません。
私もできることなら皆様方の年齢に逆戻りしたいほど、焦りを感じました。
それほど卒業生の皆様が輝き立派だからです。羨ましい限りでございます。
時代の流れを見ます時、1986年代からどこの企業も経営戦略の課題として、広報戦略、国際会計基準、グローバル経営戦略とそれぞれの導入が主要課題のようでした。常に経営環境に目を見はり先端の仕事を担いつつ、2030年には人口頭脳やロボットの発達で製造・調達・バックオフイス・企画等の仕事の減少と報道され、反面、増加する仕事はコンサルティング等付加価値が予測される商品やサービスと目まぐるしく企業も大学も変化の道を歩もうとしております。このことが大きな環境の変化とともに、自らの能力を高度化し転換しないと生き残れないという恐れがあり、まさしく「働き方改革」の時代の突入です。と考えておりましたらこの2月25日「プレミアムフライディー」の導入です。驚きました。まさかお祝辞の原稿に書きこみましたのに先取りされました。このように、変化の先取りは避けては通れないようです。と考えますと皆様は変化の先端で果敢に挑戦できる初代人材。皆様は男女共学1回卒、今申し上げた言葉すべてに当てはまり、これからの成長過程の人生が私は楽しみでございます。と同時に素晴らしい人生が約束されているのかなと、天からの申し子として、送ることかなと信じます。
しかし、未来は不透明な時代です。このような時代こそ山あり谷あり順風満帆とはいきません。未来への夢を託すことは困難が付きまとうこと。困難に打ち勝つことは何事にもひるまず時流に流されず進むことです。それが最後の勝者です。
その人その人の持てる力は無限です。その夢を引き出し紡ぐことのできるのはご両親であり、自分自身であり、受け止め引き出し役は教職員と考えますと、即ち教育であると信じます。
教育は尽きない泉の如く豊富です。その泉は日々変化しつつも大きな学びへと導いてくれます。ということは、学びは尽きることはありません。檀上に立ちどのようなお話をと考えつつも、これもまた与えられた学びでございます。
チャンスは与えられるものではなく、自ら進むことによって与えられ、そのことをどう活かすかは、本人の努力に負うこと大であります。折おり社会でご活躍の先生方のお話を聴講させていただく機会も与えられ、このこともまた学びに繋がります。なるほどと納得しつつ楽しませていただいております。

羽杖会会長として大変暖かい雰囲気の中で祝辞を述べさせていただくことに光栄と同時に悩みつつも幸せも感じております。有難うございます。

この母校の素晴らしい教育を受けられた卒業生の皆様が、同窓会「羽杖会」にご入会いただきましたことにも心から御礼申し上げます。保護者の皆様にも厚く、厚く御礼を申し上げます。
私共にとりまして皆様は、近年稀なる大人数、貴重な存在です。お迎えする私は、女子の世界、社会に出ても女子ばかり、家庭は男子もおりますが、後輩に男子が加わり心ワクワク嬉しい限りでございます。女子の皆様も当初入学されましたときは女子ばかり、3年後共学になり、きっと私と同じく見るもの聞くものすべて新鮮であり、切磋琢磨をなされたことでしょう。要は相乗効果の恩恵も余りあると存じます。その卒業生の皆様が、同窓会次世代の為の牽引力となり、ご活躍くださることを大いに期待しております。若さのお力のお裾分けを頂きながら、共に進みたく宜しくお願い申し上げます。これからは、年度毎の事業計画行事には、多くの若い皆様のご出席を願い、「羽杖会」のために若さのエネルギーとご意見を発揮し、役員に刺激を与えてください。役員も期待しております。今日晴れの卒業式に、副会長3名も同席させて頂いております。学校側のご配慮に御礼申し上げます。
ここで、同窓会「羽杖会」のご報告少しさせていただきます。

26年度(2014)から、母校も渡邊家からの寄付金を基に「渡邊たま教育振興基金」が設立され、私共卒業生としても大変嬉しいニュースとして受け止めております。同窓会「羽杖会」も基幹事業として少額ですが、毎年10万円を、「渡邊たま教育振興基金」に寄付させて頂き、今年度から増額させていただきました。夢は大きく日本の将来の人材育成の為と考えるからです。
その財源は、同窓生からの任意による賛助金・皆様の入会金が資金源です。今日ご卒業の皆様には、お祝いのおしるしに、とらやの「紅白最中」を、例年通り用意させていただきました。後程先生からお受け取りください。
また、季節到来、日本の代表は「桜」と言われ、今月末には桜の開花宣言もあることでしょう。横浜は山手にある気象台が開花宣言の発信元、前の山手校舎に近く、外人墓地のすぐ側でございます。その山手の地続きにある柏葉墓苑に、渡邊たま様が眠っておられます。先日、墓前に現況報告を兼ね墓参し、この横浜一帯を見下ろす絶景に前山手校舎を思い、横浜一の環境を楽しんでまいりました。多分、渡邊たま様もこの卒業式をよろこびの笑みを浮かべ見守っておられることでしょう。
月末には正門の桜も、入学式には綺麗に開花し、新入生を、喜びをもって迎えてくれることでしょう。
つばらつばらと長々の言葉となってしまいました。卒業生の皆様、ご家族の皆様・ご来賓の皆様・奨学会の皆様・教職員の皆様、再度心から、今日の良き日のお慶びとお祝いを申し上げます。
おめでとうございます。